お風呂・洗面所
ハウスクリーニングアドバイザー
高橋 敬子(たかはし けいこ)
NPO法人ハウスクリーニング協会理事
『風呂』という語源は、いくつかあるようですね。
1つは、物を保存するために地下に作った「窟」(いわや)や「岩室」(いわむろ)の「室」からという説。
もう一つは、茶の湯で抹茶をたてるために使う釜の「風炉」からという説。
その他にもあるようですが、いずれにしてもはっきりした語源はまだ不明のようです。
ところで、日本人特有の肩までつかる入浴法って江戸時代末期頃かららしいですね。
その昔平安末期頃から「風呂」は存在してたようですが、蒸気を用いた蒸し風呂方式だったようです。
銭湯が大衆化されたのもやはり江戸時代末期頃のようでした。
そしてそこから発した「五右衛門風呂」やヒノキでつくった「木桶風呂」、またドラム缶風呂や行水などは日本人ならではの風習のようです。
現在の各家庭にあるような「ユニットバス」がつくられるようになったのは、東京オリンピック向けに作ったことがきっかけのようです。
当初は突貫工事のようでしたが、それが今では改良を重ね、ホテルにとどまらずマンションやアパート、戸建て住宅、あるいは病院などにも広く普及されてきています。
あらかじめ成型できるユニットバスは工期が短縮できるあることと、階下への水漏れのリスクが少ないメリットがあります。
ただし機密性が高いユニットバスゆえに、「カビ」が発生しやすいという問題点もあります。
それを対処するには換気することが何より一番大事なことです。
そして最近は、乾燥機付換気扇というものも出てきて早く浴室内を乾燥できることで、カビの発生は抑えられてきたような気がします。しかし反面水垢(白い輪染みのようなもの)ができやすくなってきているのも気になります。これには、水滴を残さないようにすることしかありません。
いずれにしても「お風呂」は、いつでもスイッチひとつで入れる大変便利になった反面、'掃除'の面では、かなり複雑怪奇になっている部分もあります。
一日の汚れ落とすと同時に、「疲れを癒す快適な場所」にしたいものですね。



